studio_one’s diary

主に、Studio OneというDAWソフトの情報を記事としてまとめていくブログですが、他のDAWのことやDTM全般の話題も記事にしていきます。

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Studio One3にアップデートして好感触だった3点

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先日、Studio Oneを2から3へとアップデートしたのでサクッとファーストインプレッションを記事にしたいと思います。

結論から言うと満足しています。

今のところ不具合もありません。Studio One2のユーザーであれば、Studio One3へのアップデートはオススメです。

ちなみに、Studio One3 Professionalを使用した感想なので別バージョンでは若干の違いがあるかも知れません。

では、アップデートして最初に好感触だった3点。

# 1点目、立ち上がりが早い

元々軽いということで有名なStudio Oneですが、バージョン3になり更に軽くなった印象があります。なんせ立ち上がりが早いです。バージョン2より明らかに早い。DAWを起動してからの待ち時間って個人的に凄く大事で、あんまりにも長いと作業を開始する前に若干モチベーションが下がってしまうという…。話は若干逸れましたが、既存のDAWの中でStudio Oneはダントツに立ち上がりが早いと思います。全てのDAWでテストした訳ではないので、あくまでも僕が使用したことのある、cubaseとliveに比べると、ということになりますが、この2種のDAW比べると圧倒的な立ち上がりスピードであることは間違いないです。

 

# 2点目、フェーダーがみやすい

サイズ変更が自由に出来たり色分け出来たり、UIも細かい部分が結構変更されていて、使い勝手は向上していると思います。コンプレッション量を表示するメーターがフェーダーに付いたのも嬉しいです。

 

# 3点目、アレンジトラックとスクラッチパッドの可能性

イントロ、バース、コーラス等のセクション単位での管理が可能なアレンジトラックは、アレンジ作業する上ではかなり強力なツールになると感じました。僕は、これまで空のインストゥルメントトラックを使いコード進行をそこにメモしたりしていたのですけれど、アレンジトラックを使用してコード進行やケーデンスを管理する方が作業スピードは向上しそうです。
そして、スクラッチパッドですが、同一プロジェクト内に別のタイムラインをもう一つ作ることが出来ると説明したらしっくりくるでしょうか。今まで僕は作成中の楽曲の別アレンジを試す時にプロジェクトをわざわざ別名で保存して試したりしていたのですが、このスクラッチパッドのお陰で今後は一つのプロジェクトで事足りる様になりそうです。大量のアレンジを試す様な場合もスクラッチパッドをその数だけ増やすことが出来るので非常に楽です。他にも用途は様々、使用する人の工夫一つで、とてつもない便利機能になるかも知れない可能性を感じる機能です。

※スクラッチパッドは、Professional版のみの機能

 

# まとめ

まだアップデート間もないので本当にサクッとまとめた感じですが、アップデートしようかなと考えている人やStudio One3を買おうかなと悩んでいる人の参考に少しでもなれば嬉しいです。今後も気付いた点があれば、随時記事としてまとめていきたいと思います。

 

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待望のメジャーアップデート「Studio One 3」

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メジャーアップデートはやっぱりテンションあがる。

新機能かなり豊富で弄り甲斐がありそう。
僕も近々アップデートしようと思っております。

 ICONでも取り上げられていましたので、貼り付けておきます。

icon.jp

 

そして、今回のアップデートの目玉とも言える『スクラッチ・パッド』は個人的に妄想していたDAWに実装されないかな~と考えていた機能に非常に近い気がしていて、かなり期待しています。YouTubeにあがっていたので、こちらも貼り付けておきます。

 

 

早くアップデートしたい…、逸る気持ちを抑えつつ、もう少し情報を集めてから…。

恐らく来週辺りアップデートするので、パッケージ版が販売されるまでには使用感を記事に出来るかな~とか考えてます。

 

※追記 使用感とか記事にしてみました。宜しかったらこちらの記事もどうぞ。

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Studio one導入メリットでよく論じられている音質の良さについて

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そもそもDAWによって音質が変わるのかどうか、結論からいうと変わります。


プログラムコードが違う

これが音質が変わる理由です。ということは、DAWに限らず音楽を再生するソフトウェアによっても変わりますし、OSによっても変わります。音を出力する為のコードが違うので、必然的に音質変化は免れません。問題はどの程度の差異があり各DAWやソフトウェア、OSに、どの様な特徴があるのかという点ですが、この点は都市伝説的な信憑性の薄い話しも沢山あるので、ここでの言及は控えます。

 

とどのつまり構造が違う


スピーカーやヘッドフォン、イヤフォン何かは物理的な構造が違うので、音質が変化するイメージは掴みやすいと思います。これがプログラムにとって変わったところでとどのつまり同じです。構造が違うので音質は変わるのです。そして音を再生することに置いてかなり重要な要素は同期です。音楽というのは、大体がステレオでありDAWなんかは、2チャンネル以上のマルチトラックを扱う必要があります。このマルチチャンネルの同期をクロックという信号でコントロールするのですが、これが正確であるほど、音質はクリアになります。クロックジェネレータは、PCやオーディオインターフェイスなど、デシタル音声信号を扱う機器に備え付けられていますが、良いものは、かなり高価でオーディオインターフェイスのグレードの違いは、クロックジェネレータの質に左右されていたりします。高いオーディオインターフェイスには良いクロックジェネレータを積んでいたりする訳ですね。もちろん他の要素も関係しているので一概いはいえませんが。

 


結局、studio oneはどうなの?


ここが大事ですね。studio oneは、モダンコードを謳っています。DAWのプログラムコードは、歴史の古いソフトウェアであればあるほど、バージョンアップする度に、コードはブラックボックス化しているものと思われます。開発メンバーが既に不在の可能性もあり解読は恐らく尋常ではない労力が必要でありコストも掛かるでしょう。しかし、studio oneは、最近開発されたDAWです。なので、レガシーコードではなくモダンコードであり、軽快な動作と高音質を実装しています。DAWの歴史を考えてみると、古くから存在するDAWのコードは32bitのOSの為に作られており、当然のことながらベースとなるコードは、今でこそ当たり前の64bitのOSのことは想定されていません。もちろん、バージョンアップを重ねることでその辺りは対応してきているわけですが、あくまでも根っこの部分はということです。studio oneは新鋭DAWであるという強みを存分に活かしプログラムを書き出した一行目から現代のマシンのスペックを想定してコーディングされています。この点が動作が軽く音質が良いといわれる最大要因です。ちなみにオーディオエンジンも64bitです。


まとめ


音質の良し悪しというのは、正直、好みの問題もあると思うので、studio oneの音質は良い!と手放しで評価することは出来ませんが、再現性という点でみると、かなり優れているのではないかなと思います。この再現性こそがstudio oneの音質を語られる時に出てくるクリアという表現に直結しているのでしょう。アナログ機材等にみられる音質劣化が時として好まれるということからも分かる様に、情報量が多く再現性が高ければイコール高音質という単純な等式にはなりません。僕自身もクリアな音質より多少サチュレーションした音の方が好みです。ただそれはリスニングをする場合。音楽を制作する時は出来るだけ情報量の多い、所謂、解像度の高い音の方がコントロールしやすいです。好みの音色にするのは、あとで調整すればいい訳ですから。極端な表現ですが、音の解像度の低い環境で作業するということは舌を麻痺させて料理する様なものです。そういう意味ではstudio oneのクリアな音質は音楽を制作する上で大きなメリットの一つであると思います。