studio_one’s diary

主に、Studio OneというDAWソフトの情報を記事としてまとめていくブログですが、他のDAWのことやDTM全般の話題も記事にしていきます。

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高音質とは具体的に一体どういうことなのかを考えてみる

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一言に音質がいいといっても様々な意味があると考えています。例えば、スピーカーの設計思想で考えてみると分かり易いのですが、再現性が高いのと聴き易いというのは根本的に違うのです。

このことから考えても分かる様に高音質というのは大別して二つの意味で扱われます。
この点を混同している人って実は多い様に思います。

端的に例をあげると高級オーディオの高音質は聴き易さを目指しています。そして音楽編集の場面で使われる機材に対する高音質は基本的には再現性の高さという意味で取り扱われます。

それでは昨今のハイレゾブームとは一体…、今回の記事の要点はココなのですが、ハイレゾとは基本的に聴き易さを目指してはいないです。
何を持って良い音と表現するのかは人によって大分違うのでなんとも表現し辛いですがハイレゾは基本的にロスレスの音源なので再現性の高いという意味での高音質になります。それを良い音と表現するのは別に人それぞれなので構わないのですが、上記で説明した通り高級オーディオメーカーの目指す高音質と再現性の高さは基本的には似て非なるものです。スピーカーとか物によっては耳障りな音帯をわざわざ潰していたりもします。再現性という点から考えるのなら有り得ないことですよね。でも、そうした方が音楽的によりよく聴こえるのでそうする訳です。だったらハイレゾ音源なんて別に聴く必要はないんじゃない?と言われると僕は、それは違うよ!とダンガンロンパ風に反論します。
何を持って良い音とするかが曖昧なので難しいですがハイレゾ音源の音の解像度は圧倒的です。小さい音から大きな音までダイナミクスの表現の幅がロスレス音源の方が広く。高音域も自然に響きます。臨場感は抜群です。
話は少し逸れますが、皆さんは映画のサントラCDを買ったことありますか?その映画のDVD持ってますか?同じオーディオシステムで同じ曲をCDとDVDで聴き比べてみてください。映画にもよるのですけど、かなり違いを感じませんか?DVDの音源はCDより高音質で所謂ハイレゾです。どちらがいいと思うかというのもこれまた好みなので一概には言えないのが難しいところですがCDの音が好きならそれはそれでいいんです。音楽なんて所詮好みですから自分が良い音と思うものが良い音です。ただハイレゾになるとこの様に情報量が変わるというのが耳で体感出来たのではないでしょうか?これによりハイレゾに向いているジャンルがクラシックであったりJAZZやLIVE音源だとよく言われる理由もなんとなく体感出来たのではないでしょうか?本格的なハイレゾ対応機器を揃える前に自分がハイレゾをどの様に感じるのかお手軽にテスト出来るのでオススメです。

閑話休題

高音質というのは具体的には一体どういうことなのかということをまとめると要所によっては別の意味で取り扱われるものである。そして昨今のハイレゾブームの高音質とは再現性が高いという意味での高音質であるということです。要は情報量が多いと。実際にダウンロードしてみてデータの容量をみても情報量の違いは数字で分かりますよね?つまりはそういうことです。音が良いという風な意味で扱われていますが正確には違う。情報量が多いという意味での高音質なんです。もちろん、情報量が多い方が音が良いと感じる人が多いでしょうから誤解が生まれやすい部分ではあるのですけど。

今回はDAWから少し離れた話題になってしまいましたが前回の記事からの流れでハイレゾに対する自分の見解を述べてみました。異論は大いに認めます。実際、僕もハイレゾのなんたるかは曖昧であり一体何を持ってハイレゾなのか、ハイレゾの正体がいまいち掴めないでいる人間の一人なので、そういう立場の人間からの一意見として捉えて頂けると幸いです。

全然関係ないのですが、僕の撮った猫の写真(最近カメラにはまってる)を添えて投稿させて頂きました。

 

 

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