studio_one’s diary

主に、Studio OneというDAWソフトの情報を記事としてまとめていくブログですが、他のDAWのことやDTM全般の話題も記事にしていきます。

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Studio one導入メリットでよく論じられている音質の良さについて

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そもそもDAWによって音質が変わるのかどうか、結論からいうと変わります。


プログラムコードが違う

これが音質が変わる理由です。ということは、DAWに限らず音楽を再生するソフトウェアによっても変わりますし、OSによっても変わります。音を出力する為のコードが違うので、必然的に音質変化は免れません。問題はどの程度の差異があり各DAWやソフトウェア、OSに、どの様な特徴があるのかという点ですが、この点は都市伝説的な信憑性の薄い話しも沢山あるので、ここでの言及は控えます。

 

とどのつまり構造が違う


スピーカーやヘッドフォン、イヤフォン何かは物理的な構造が違うので、音質が変化するイメージは掴みやすいと思います。これがプログラムにとって変わったところでとどのつまり同じです。構造が違うので音質は変わるのです。そして音を再生することに置いてかなり重要な要素は同期です。音楽というのは、大体がステレオでありDAWなんかは、2チャンネル以上のマルチトラックを扱う必要があります。このマルチチャンネルの同期をクロックという信号でコントロールするのですが、これが正確であるほど、音質はクリアになります。クロックジェネレータは、PCやオーディオインターフェイスなど、デシタル音声信号を扱う機器に備え付けられていますが、良いものは、かなり高価でオーディオインターフェイスのグレードの違いは、クロックジェネレータの質に左右されていたりします。高いオーディオインターフェイスには良いクロックジェネレータを積んでいたりする訳ですね。もちろん他の要素も関係しているので一概いはいえませんが。

 


結局、studio oneはどうなの?


ここが大事ですね。studio oneは、モダンコードを謳っています。DAWのプログラムコードは、歴史の古いソフトウェアであればあるほど、バージョンアップする度に、コードはブラックボックス化しているものと思われます。開発メンバーが既に不在の可能性もあり解読は恐らく尋常ではない労力が必要でありコストも掛かるでしょう。しかし、studio oneは、最近開発されたDAWです。なので、レガシーコードではなくモダンコードであり、軽快な動作と高音質を実装しています。DAWの歴史を考えてみると、古くから存在するDAWのコードは32bitのOSの為に作られており、当然のことながらベースとなるコードは、今でこそ当たり前の64bitのOSのことは想定されていません。もちろん、バージョンアップを重ねることでその辺りは対応してきているわけですが、あくまでも根っこの部分はということです。studio oneは新鋭DAWであるという強みを存分に活かしプログラムを書き出した一行目から現代のマシンのスペックを想定してコーディングされています。この点が動作が軽く音質が良いといわれる最大要因です。ちなみにオーディオエンジンも64bitです。


まとめ


音質の良し悪しというのは、正直、好みの問題もあると思うので、studio oneの音質は良い!と手放しで評価することは出来ませんが、再現性という点でみると、かなり優れているのではないかなと思います。この再現性こそがstudio oneの音質を語られる時に出てくるクリアという表現に直結しているのでしょう。アナログ機材等にみられる音質劣化が時として好まれるということからも分かる様に、情報量が多く再現性が高ければイコール高音質という単純な等式にはなりません。僕自身もクリアな音質より多少サチュレーションした音の方が好みです。ただそれはリスニングをする場合。音楽を制作する時は出来るだけ情報量の多い、所謂、解像度の高い音の方がコントロールしやすいです。好みの音色にするのは、あとで調整すればいい訳ですから。極端な表現ですが、音の解像度の低い環境で作業するということは舌を麻痺させて料理する様なものです。そういう意味ではstudio oneのクリアな音質は音楽を制作する上で大きなメリットの一つであると思います。