studio_one’s diary

主に、Studio OneというDAWソフトの情報を記事としてまとめていくブログですが、他のDAWのことやDTM全般の話題も記事にしていきます。

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これまでエンジニアライク過ぎたStudio Oneですが、どうやら今回のStudio One3は少し違う様子ですよ

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今回もStudio One3ネタです。

Studio One2をStudio One3にアップデートして約10日ほど経ちました。

10日ほど使ってみて感じたこと思ったことを記事としてまとめます。

#Studio One3は作曲やアレンジにも使える

DAWなんだから当たり前だろという突っ込みを入れたくなる見出しですが、僕はこれまでStudio Oneでの作曲を楽しいと思ったことはないです。
作曲するならAbleton Liveでやった方が楽しい。

これって凄い弱点じゃないのかなと今まで思っていたんです。
つまり、これまでのStudio Oneは、良くも悪くもエンジニアに好まれるDAWであり、ミックスやマスタリング以外の用途で使いたいとあまり思えないツールでした。
良い素材を良い状態で料理する為だけのツールという感じ。これが悪いという訳ではないのです。極端な話やることが決まっているプロジェクトにクリエイティビティなんて必要ないですし、良い音質であれば問題なしです。
その点で、これまでのStudio Oneはとてもエンジニアライクで素晴らしかった。ただ仕様がエンジニアライク過ぎるというのは恐らく開発陣も感じていたのでしょう。
ということでStudio One3は、これまでのStudio Oneと一味違います。“クリエイティビティ”、“インスピレーション”、“コントロール”をコンセプトに開発されたという今回のバージョンは、エンジニアに対してだけでなく、コンポーザーやアレンジャー、プロデューサーに対するパフォーマンスも非常に高い作りになっていると感じます。
スクラッチパッドを使えば気軽に様々なアレンジを試すことが出来る。
更に、拡張FXチェーンやMulti Instrumentを使用することで新しいインスピレーションが生まれる。
純粋にいじるのが楽しい様な仕様に寄せてこようとしているのを感じ取ることが出来ます。
勿論、これまでのStudio Oneの長所は失われておらずいいバランスだと個人的には思います。


#プラットフォームとして様々な機器をコントロールする

これはStudio One3になる前々からですが、ReWireに対応しており、他のDAWと組み合わせることで、作曲が楽しくない等の短所は埋めることが出来るのですけど、アレンジトラックとスクラッチパッドは他のDAWと組み合わせて使うと本当に便利です。
Studio Oneから様々なソフトウェアをコントロールすることで動作が軽くて高音質ということを最大限に活かすことが出来、ReWireによるMelodyneとの連携、楽譜作成ソフトウェアのNotionとも統合可能。IOSのStudio Oneとの連携やハードウェアとの連携も今後更に力を入れていきそうな雰囲気もありますね。なるほど、これがコントロールというコンセプト、恐らくここからまだまだ仕掛けていくのだろうと予想してます。
Studio OneをメインDAWにしてそこから様々なツールをコントロールするということが、これまでにない高いレベルで環境の統合が可能になった今、Studio Oneが目指しているのネクストスタンダードというのは、既存のDAWとも柔軟に連携出来るプラットフォームと言い換えることが出来るのではないかと感じます。


#まとめ

今回は、Studio One3のコンセプトを踏まえた上で使用してみた感想を記事にしてみました。

“クリエイティビティ”、“インスピレーション”、“コントロール”

というキーワードを頭に入れた上で使用しているとなるほどと納得させられる部分が多々ありました。MIDI関連の機能が弱かったこれまでのStudio Oneですが、その辺りも色々と改善されている様子なので、またその内にその辺りのことも記事としてまとめることが出来るといいなと考えています。