studio_one’s diary

主に、Studio OneというDAWソフトの情報を記事としてまとめていくブログですが、他のDAWのことやDTM全般の話題も記事にしていきます。

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Studio One 3がどの様なクリエイターにお勧めなのかを考えてみる

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DAWはあくまでもツールです。道具とそれを使う人に相性が存在するのはごく自然なことです。如何に優れたツールでも相性が悪ければ最大限のパフォーマンスを発揮することは難しいです。というわけで今回はStudio One 3が一体どの様なクリエイターにお勧めなのかを考えてみたいと思います。

#エンジニア思考の人には俄然お勧め

先ずこちらをどうぞ。

studio-one.hatenablog.com

 こちらのエントリーにも書きましたが、僕はそもそもStudio Oneはエンジニアに好まれると考えています。音を扱うエンジニア、マスタリングエンジニアとかミキシングエンジニアですね。

例えば既に完成形がみえているものを如何に良い音質でより良く組み立てるのかということを考えた時に非常に強力なツールだと自信を持ってお勧め出来ます。

とはいえ、上記に挿入したエントリーにも書いた通りStudio One 3になり極端なエンジニアライクな設計は、かなり改善はされています。ですが基本的には、クリエイティビティを要求される作業には弱いという印象は未だに持っています。
貴方がエンジニア思考であればStudio One 3の設計はバシッとはまるでしょう。具体的に考えるのであれば、MIXやマスタリングの依頼が多いとか、そういう人にとっては便利だと思います。
逆に作曲の依頼が多いとか、曲をそもそも完パケまで持っていく必要がなくDEMOをガンガン作りたい様な人であれば、もっと使い易いDAWは他に沢山あると思います。Ableton LiveとかBitwig Studioであったりとか、そっちの方がバシッとはまると思います。

#プレイヤーに対してもお勧め

もし貴方が何かしらの楽器のプレイヤーで良い音で録音したいというのであればお勧めです。
ただ楽器を練習する為だけの用途で更に音質にもこだわらないのであれば実際DAWはなんでもいいのですが、だったら無料で使える方がいいですよね。そうです、Studio One 3には無償で提供されているバージョンがあります。機能制限はあるのですが、用途が楽器の練習であればさほど問題にはなりません。サードパーティー製のプラグインに対応していないのとマスタリングプロジェクトが使えないのと、あとアレンジメントトラックが使えないという感じです。細かい部分も仕様の違いが結構あるので、その辺りはオフィシャルサイトを熟読し検討してみてください。

 

#ボーカロイド使いたい人

ピアプロスタジオというボーカロイドエディタVSTiプラグインが使えます。バンドルも発売されてるのでお得です。
基本的にサードパーティ製のプラグインは使えないのですが、バンドルで購入した場合は、ピアプロスタジオは機能制限が限定解除され使えます。こちらも細かい仕様に関してはオフィシャルサイトで良く確認して下さい。1つ注意点がありStudio One 3には、64bitと32bitのバージョンがありますが、ピアプロスタジオの方も仕様するStudio One 3のbit数に合わせて下さい。64bitのStudio Oneを使っているならピアプロスタジオも64bitのバージョンをインストールしないとVSTiプラグインが認識されません。64bitのDAWの様なホストアプリケーションで32bitのプラグインを読み込む方法はあるのですが、個人的には非推奨です。あと、32bitのホストアプリケーションで64bitのプラグインは動かないので、この点も注意して下さい。

 

#まとめ

個人的な主観で考えてみました。結局エンジニアにお奨めなのか、じゃあ自分には関係ないやと思ったDTMerは、こちらを一読下さい。

 

 

studio-one.hatenablog.com

 

Studio One 3になりベクトルと仕様に変化はみられますが、個人的には、やはりStudio Oneはエンジニアに対して圧倒的なパフォーマンスを発揮すると考えています。DTMをやっているならエンジニア的な思考、視点、作業が必要ない人はいません。今必要な作業によって仕様するDAWを変えるのは、最早常套手段ではないでしょうか。その点を考えても音楽的なエンジニアリングを考え無償でも使えるStudio One 3は、導入しやすいと思います。

きっとこれからの時代のDAWの設計自体が複数DAWソフトの仕様に柔軟に対応していくのではないかと、僕は考えています。

他社の製品と差別化するということは他では補えない個性を有するということです。ともなると、他では補えないのだから使うという選択肢しかなくなります。そして本当に魅力的なツールというのは、ある意味では不便なものだと僕は考えています。ただ不便とはいっても何でも出来るということを追求した先にあるものとは全く異質で、これが得意なんだということを突き詰めた先にあるもので、そういう偏ったツールが僕には非常に魅力的に映ります。

この記事がDTMを始めたいけど、どのDAWを買えばいいのか迷っているという人の指針に少しでもなれれば幸いです。

 

#関連リンク

こちらで各バージョンごとの詳細を確認してみてください。

www.mi7.co.jp

 

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